観測計画の概要 |
観測計画の模式図。黒矢印が対流圏・成層圏における大まかな大気の鉛直・子午面輸送を表す。本研究では熱帯対流圏界層を狙った各種ゾンデ観測に加え、大気球を用いたクライオサンプリングにより成層圏へ流入中の大気および成層圏へ流入後熱帯域で上昇中の大気を採取・分析し大気微量成分濃度や各種同位対比を調査する。
NEWS! |
- 2019年3月4日−5日:マホロバ・マインズ三浦で最終会議を開催しました。海外から招聘した4名のうち、Drs. Paul Konopka, Andreas Engel のお二人はご家族やご本人の都合で急遽参加取りやめになってしまい残念でしたが, Drs. Laura Pan, Nguyen Hoang Anh 両氏に加え、木下武也さん・Prabir Patraさん (JAMSTEC)、町田敏暢さん・梅澤拓さん (国立環境研究所) に招待講演を行って頂き、最終会議にふさわしい充実した会議になりました。ご参加頂いた全ての皆様に感謝いたします。
- 2019年3月3日−6日 (仮):三浦半島方面で最終会議を開催します。今回は、5年間のまとめと将来への発展の方向性を議論します。海外から、Drs. Laura Pan, Paul Konopka, Andreas Engel, Hoang Anhをゲストにお迎えする予定です。
- 2018年6月20日−21日:北大・東京オフィスで会議を開催しました。最終年度の観測計画、最新の研究成果などについて議論しました。
- 2017年11月9日-23日:キリバス共和国のタラワ島で水蒸気・オゾンゾンデ・雲粒子ゾンデなどを用いた集中観測を行いました。
- 2017年5月26日:本課題の遂行にも大変お世話になっている明星電気(株)高層気象グループ(代表 清水健作氏)が日本気象学会の2017年度岸保・立平賞を受賞しました。現場観測・測器開発でのご協力に感謝するとともに、受賞を心よりお祝いします。
- 2017年6月21日−22日:北大・東京オフィスで会議を開催します。今年度の観測計画、プロジェクト概要論文、最新の研究成果などについて議論します。
- 2016年12月27日:北大・東京オフィスで会議を開催しました。今年度の観測速報、プロジェクト概要論文、最新の研究成果などについて議論しました。
- 2016年12月12−14日:稲飯さんのキリバス滞在記が徳島新聞に掲載されました。
- 2016年11月4日:Tarawa集中観測と同期する形で、HaNoiにおいても水蒸気ゾンデ観測を行うことになりました。
- 2016年11月3日:4名がTarawaに到着し、今年度の本観測が始まります。
- 2016年10月12日−14日:第22回大気化学討論会で若手を中心に発表しました。地元 北大での開催のため、大会実行委員会としても開催に貢献しました。
- 2016年10月12日:ロシアのTomsk State UniversityからDmitry Belikovさんがポスドクとして赴任しました。国立環境研・極地研での研究経験をお持ちで、モデルを使った研究を強力に推進して頂けそうです。
- 2016年9月15日−16日:京大・東京オフィスで会議を開催しました。今年度の観測計画、研究成果報告へ向けた作業分担などについて議論しました。
- 2016年8月30日:北海道大学大学院環境科学院博士課程2年の三村さんの研究成果が日本気象学会のレター誌SOLAに公開されました。
- 2016年8月29日:ポスドクとしてほとんど全ての観測に参加し観測成功に多大の貢献をしてくれた稲飯さんが、東北大学大学院理学研究科大気海洋変動観測研究センター助教(任期付)に採用され(9月1日付け)、仙台に向けて出発しました。我々の観測に同行して頂けるのは今年度が最後かも知れません。新天地での活躍を期待します!
- 2016年8月16日:PDの募集を開始しました! 詳細はこちら。応募書類は8月31日必着です。
- 2016年5月24日−27日:スイスのジュネーブで開催された国際会議「GAW/SPARC/NDACC UTLS Observation Workshop」に出席し我々の研究についての招待講演を行いました。講演後多くの質問が寄せられ注目を集めました。
- 2016年3月13日−16日:北海道小樽市「朝里川温泉かんぽの宿小樽」にてSOWER-CRYO合同勉強会が開催されました。地元北海道から九州まで全国各地からメンバーが集まり、2015年度のHanoiとTarawaにおける観測成果報告に加えて、成層圏における物質輸送について現時点での理解や国際的な動向、今後の研究計画などについて話し合われました。
- 2016年1月27日:2週間におよぶTarawa本観測が終了し無事帰国しました。懸念材料であった水素発生器の修理は完了していたものの、Kiribati気象局周辺の道路工事に伴う計画停電があり一筋縄ではいかないオペレーションとなりましたが、合計9回のゾンデ観測を実施する事ができました。(観測史上)最大級のエルニーニョ状況下ではおそらく世界初となる中央太平洋TTLのオゾン・水蒸気・エアロゾルプロファイルを取得する事が出来ました。今後の詳細な解析による新たな発見に期待です!
- 2016年1月12日:間もなく4名がTarawaに向けて出発します。いよいよ今年度の本観測。Tarawaでは、今年初めての高層気象観測が1月10日00ZにKiribati気象局により実施されたもようです。これが水素発生器の修理完了を意味するのを期待しましょう!
- 2015年12月22日:2016年1月のTarawa観測に向けて現地調査に行っていた4名が帰国しました。ラジオゾンデ観測に影響を与える妨害電波の放射源が特定され、1月の観測に向けた対応が可能になりました。一方、Kiribati気象局の所有する水素発生器が、恐らく冷却用のファンの故障により、通常の状態で使用できない事態が発生しました。ニュージーランドから交換部品を輸入中とのことですが、修理完了がいつになるか、確定的なことは不明です。
- 2015年11月26日:北大・東京オフィスで会議を開催しました。昨年度の観測結果の報告が行われた後、熱帯成層圏大気のageに関する理解の深化を中心に活発な議論が行われました。
- 2015年11月5日:大気球シンポジウムで2月-3月のBiak観測について報告しました。
- 2015年10月28日-30日:京都で開催された日本気象学会秋季大会で発表しました。
- 2015年10月26日-27日:京都大学で開催されたAsian Conference on Meteorologyに参加し、中層大気セッションで研究成果を発表しました。
- 2015年9月25日:京都大学宇治キャンパスで会議を開催しました。今年度のキャンペーンについて詳細が話し合われました。今年度の観測として、キリバスのタラワにて12月の予備観測と2016年1月の本観測が計画されました。
- 2015年7月20日ー23日:アメリカ、ボルダーで開催されたComposition and Transport in the Tropical Troposphere and Lower Stratosphere Meetingにて計5件の発表を行いました。昨年度のキャンペーンについても速報されました。
- 2015年6月8日ー10日:タイ、バンコクで開催されたThe Second Workshop on Atmospheric Composition and the Asian Summer Monsoon (ACAM)にて計3件の発表を行いました。
- 2015年5月8日:JAMSTEC東京事務所で会議を開催しました。昨年度のキャンペーンの報告と今年度の観測計画が話し合われました。
- 2015年4月1日:北海道大学大学院地球環境科学研究院博士研究員として稲飯洋一博士が着任しました。
- 2015年3月5日:2014年度の観測を終了しました。今キャンペーンでは、合計で7回の回収実験、20回のゾンデ観測を実施しました。
- 2015年2月28日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、クライオサンプラー搭載の大気球を飛揚し、回収に成功しました!着水時刻 9:26, 着水地点 南緯1度3分40秒 東経135度34分19秒
- 2015年2月26日:博士研究員の公募を開始しました
- 2015年2月26日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、クライオサンプラー搭載の大気球を飛揚し、回収に成功しました!着水時刻 9:30, 着水地点 南緯1度10分58秒 東経135度30分19秒
- 2015年2月24日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、クライオサンプラー搭載の大気球を飛揚し、回収に成功しました!着水時刻 9:41, 着水地点 南緯1度8分41秒 東経135度36分25秒
- 2015年2月22日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、クライオサンプラー搭載の大気球を飛揚し、回収に成功しました!着水時刻 9:40, 着水地点 南緯1度1分41秒 東経135度35分6秒
- 2015年2月20日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、17日に予定していた回収実験を実施し、回収に成功しました。さらに、15時にLAPAN開発のCO2ゾンデとの同時観測を実施しました。
- 2015年2月17日:6時(LT)のゾンデ(RS-11G)観測に続き、8時に回収実験用のゾンデを放球する予定でしたが、直前のATCからの指示により延期しました。
- 2015年2月16日:6時(LT)に最初のゾンデ(RS-11G)を放球し、いよいよ観測が始まりました。
- 2015年2月7日:先発隊4名がBiakに到着し、観測準備を開始しました。
- 2014年12月23日:インドネシア航空宇宙庁 (LAPAN) と共同で申請していた課題 Synthesis of Dynamics and Chemistry for the Understanding of Atmospheric Processes in the Tropical Tropopause Layer over Indonesiaが RISTEK により承認されました。
- 2014年12月15-19日:米国地球物理学連合 (AGU) 2014年秋季大会に参加し発表を行いました。
- 2014年11月24日:宇宙航空研究開発機構 (JAXA) とインドネシア航空宇宙庁 (LAPAN) との間で熱帯大気研究に関する協定が発効しました。
- 2014年11月7日:神奈川県相模原市で開催された平成26年度大気球シンポジウムにて発表を行いました。 詳細はこちら。
- 2014年10月21-23日:日本気象学会 2014年秋季大会に参加し発表を行いました。詳細はこちら。
- 2014年10月20日:アメリカ ボルダーで開催されたWestern Pacific Airborne Campaigns Science Team Meeting ATTREX, CONTRAST, and CASTにて発表を行いました。 詳細はこちら。
- 2014年9月25日:神奈川県相模原市 JAXA宇宙研にて会議を開催しました。
- PDの募集は終了しました。応募頂いた方、ありがとうございました。
- 札幌で開催されたAOGS2014に参加しました。 インドネシア航空宇宙庁(LAPAN)から2人の研究者を招待し、ポスター発表をサポートしました。
- PDの募集を開始しました! 詳細はこちら。応募書類は8月7日必着です。
- 2014年7月3日:2014年7月21-22日にキックオフミーティングを開催します。 会場はこちら。 プログラムはこちら。
- 2014年6月:本HPを立ち上げました!
- 2014年6月:本研究課題が採択されました!